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ジェズ・ヌォーヴォ広場にあるジェズ・ヌォーヴォ教会は元々は貴族のお屋敷だったって知ってました?

1470年にサレルノの王子ロベルト・サンセヴェリーノのお屋敷でした。
外観はほとんど当時のまま残っています。
この建物には伝説があって、錬金術を使って建てられたんではないかと言われてます。
壁一面にピラミッド型の石が並べてあり、良く見ると文字が書いてあります。
当時の石を使う巨匠達は錬金術を信じていたり、使えたりする人が多かったと言われてます。
この建物も外のプラスのエネルギーを家の中に送り込むようにしてあるそうです。
でも意地悪な職人が並べ方を変えてマイナスエネルギーが入ってしまったんではないかと言われてます。

2010年にはある学者はこれは錬金術ではなくて、楽譜になってるんじゃないかという説をだしました。
実際のところはどうなんでしょうか?
このサンセヴェリーノ家は1552年に財産を没収され、追放されてしましました。
1584年にイエズス会が家と庭を購入し教会に変えました。
なんと150年以上かけて1725年に教会ができあがったんです!
この教会、外は石造りのルネッサンス様式ですが、中はガラリと変わってとても豪華なバロック様式になってます。

実はナポリ、第二次世界大戦中イタリアで一番爆撃を受けた都市で、このジェズ・ヌォーヴォ教会も爆撃を受けています。
落ちてきた爆弾が教会に展示されています。
その他にこの教会にはベネヴェントで生まれナポリで亡くなった医師、1987年聖人になったジュゼッペ・モスカーティが埋葬されています。
教会の奥にはジュゼッペ・モスカーティの部屋を再現してあったり、礼拝室があります。

彼は医者だったので病気を患った人が彼にお祈りをしに今でも来ます。
病気が治った人達が病気だった部分のオブジェを作り感謝の印として持ってきたものが壁一面に展示されています。

外側の壁の秘密を探ってみたり、中はとっても豪華な教会、一見の価値ありです!
スパッカナポリの入り口なので是非見てみてくださいね。

ダンテ広場(Piazza Dante)からポルタルバ(Port’alba)を通り、
右にあるサン・セバスティアーノ通り(Via San Sebastiano)を
下りベネデット・クローチェ通り(Via Benedetto Croce)に出たら
右に曲がったら広場に出ます。
またはダンテ広場からトレド通り(Via Toledo)を下りていき、
マッダレーナ通り(Via Maddalena)をずっとまっすぐ歩いていくと着きます。