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今回は「ワインの里アヴェリーノ」の後編です!
エンツォ氏の手作りワインは至高
(前編)で紹介したエンツォ氏、収穫したぶどうをソレント半島の自宅で醸造します。築200年以上の自宅にもとからあった古い貯蔵所跡を半年かけて本格的に改装、それまでアヴェリーノで設備を借りて作っていたのを、5年前より畑からぶどうを持ち込み自宅でワイン作りを始めました。そこにお邪魔させてもらい、ワイン作りを見学させていただきました。(作業行程の写真が足りない箇所もあります!)



10月半ばに収穫した白ぶどうの「除梗」作業、専用機械で枝を取り除きぶどうを潰します。ぶどうは二種でコーダ・ディ・ヴォルペ(Coda di Volpe)と強い甘さで小粒のフィアーノ(Fiano)種です。

ブレンドはせず、それぞれさわやかな味わいのコーダ・ディ・ヴォルペと、辛口で魚にもチーズにも合うエレガントなフィアーノ・ディ・アヴェリーノが出来上がります。そしてぶどう圧搾機で白ぶどうの果汁と皮をわけた後、果汁は発酵させるためステンレスタンクへ。発酵までおおよそ10日ほど。

11月上旬に収穫した黒ぶどうアリヤニコの「除梗」作業。前編で既述ですが、エンツォ氏の畑はアヴェリーノの高地にあり、赤も白も収穫時期が他地方と比べて遅いのです。

赤ワインは皮、果汁や果肉にわけずそのまま全て大きな桶に入れ発行させます(かもし作業)。

ここでは約10日後発酵ししっかり色がついたら手作業で種を取り除きます。

そして圧搾作業となるわけですが、圧搾後の黒ぶどうの皮は蒸留酒のグラッパにするため捨てずに再活用しています。

そしてステンレスタンクへ、一年近く置いてボトル詰めし、カンパニア州で一番飲まれている赤ワイン、お肉料理やチーズにぴったりのアリアニコが完成します。

また一部は木の樽で3年ほど熟成させ、まろやかでリッチ、かつフルボディのカンパニア州最高級ワインタウラージができあがります。
途中経過は良好!ボトル詰めが楽しみです!
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