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今回は旧市街の入り口にあるサンタ·キアラ教会を紹介します。
サンタ・キアラ教会に行ってみよう!
以前ブログに書いたジェズ・ヌォーヴォ教会と同じ広場、ジェズ・ヌォーヴォ広場(Piazza del Gesù Nuovo)にあるサンタ・キアラ教会(Basilica di Santa Chiara)。前にも書きましたが、ナポリは第二次世界大戦中イタリアで一番爆撃をうけた都市です。
サンタ・キアラ教会も1943年8月4日の爆撃により、天井が崩れ落ち教会は大打撃を受け、現在当時の建築はほとんど残っていません。
ジェズ・ヌォーヴォ教会同様、バロック様式の豪華な教会だったのですが、大戦後オリジナルのゴシック様式で再建しました。バロック様式の教会を見る事ができないのはとても残念ですが、私はこのシンプルかつ厳かな感じがとても好きで、ナポリに数ある教会の中でも好きな教会のひとつです。
教会はナポリの王、アンジュー王朝のロベルト・ダンジョーと妻サンチャ・ディ・マイオルカの為に1310年から建設が始まり1330年に完成しました。教会の装飾や絵画に関しては、当時のマエストロ達、ティノ·ディ·カイマーノやジョットなどが呼び寄せられました。
教会はゴシック・プロヴァンス様式でしたが、1742年から1796年にバロック様式に改修されました。
教会の祭壇の奥にはロベルト・ダンジョーのお墓があり、さらに教会の右奥にはナポリの王家ボルボン家代々のお墓があります。
そしてこの教会の裏には、ロベルト王が王妃サンチャに捧げた女子修道院の中庭を、18世紀に改修した美しいマヨルカタイルで彩られた回廊があり、ナポリ観光の人気スポットとなっています。こちらはまた別記事にてアップします!
ここに埋葬されています。
教会は月曜日から土曜日までは09:30~12:00、15:00~18:00。日曜日は09:30~12:00