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ナポリはパルテーノペと呼ばれていた

昔々ナポリはPARTENOPE(パルテーノペ)とも呼ばれていました。今も多くのナポリ人か愛着を持っている名称でもあります。
ナポリ人は自分達のことをPARTENOPEI(パルテノペイ)と呼ぶこともあります。知っていましたか?
パルテーノペというのは人魚の名前で、昔3人の人魚がアマルフィの近くのLi Galli(リ・ガッリ)に住んでいました。人魚といっても半分は人間の体ですが、半分は鳥の体を持っていました。

ナポリ誕生の伝説とは?

ある日オデュッセウスが乗っている船が、人魚が住んでいる島に辿り着きました。
パルテーノペはオデュッセウスに恋をしますが、それは実らず彼女は高い岩から身を投げて死んでしまいました。
パルテーノペの体は波に乗って卵城がある島(メガリデ島)に辿り着きます。
ギリシャ人はパルテーノペを手厚く葬り神殿を作り、ナポリの女神として祀りました。現在も卵城前の長い通りはパルテーノペ通りと呼ばれています。
神殿は卵城の展望台から見渡せる(城の正面から坂を上っていった)PIZZOFALCONE(ピッツォファルコーネ)に紀元0年まではあった4と言われていますが、現在は跡形もなくなっています。
簡単に言うとこれがナポリ誕生の伝説です。観光中や街歩き中にはピッツォファルコーネの丘のふもとを何気に通りすぎてしまいやすいのですが、ここからナポリが始まったんだ~と思うと感慨深いです。

NAPOLI ナポリって何でナポリと呼ばれるか知ってますか?

現在のナポリの基盤は、あのローマよりも古く紀元前10世紀あたりにCUMANI(クマーニ)人によって建てられました。
クマーニ人はギリシャ人を起源に持つ、ナポリの少し北に位置していたクーマに住んでいた人々のことです。
当時はPALEPOLIS(パレポリス=古い都市の意味)と呼ばれ、卵城がある島MEGARIDE(メガーリデ)と、MONTE ECHIA(モンテ・エーキア、現在のピッツォファルコーネ)に住んでいました。
彼らは最初卵城がある島に貿易を目的とした町を作り、そこから少し上った丘である、
ピッツォファルコ―ネに城塞を作りそこで暮らしていたと言われています。